情報収集を始めてから現在の状況④
2025年8月上旬:地主さんから連絡あり!
農地候補地の一つの地主さんから連絡が市役所に来たと電話がかかってきました。以前は畑として利用していた5aほどの農地でした。
しかし、貸そうかどうしようか迷ってるらしく、こちらが希望する賃料についてヒアリングもあったので「5,000円(年間、5a)ぐらいでどうか?」と市役所の担当さんに伝えておきました。
あと「土地改良費込みでの希望ですか?」と聞かれましたが、その時点では土地改良費が何なのかもよく分からず「相場が分からないので答えようがないです」って伝えておきました。
2025年8月中旬:色々シミュレーションしてみる
地主さんから回答があるまで連絡のあった農地の面積や形を元に、シミュレーションしてみることにしました。
ちなみにイチジクの栽培方法は、すぐに収入を得たかったので、2年で成園化が可能だと言われる「5倍密植法」で考えています。通常はイチジクを4~5m間隔で植えますが、これを0.8m間隔で植えるというものです。これなら株数が増やせて収量も増やせ、何よりすぐに収穫ができるというメリットがあります。デメリットは樹木の寿命が短いらしいということ。
デメリットの部分はまだどうなるかも分からないので、ひとまず無視してしまえば良いと思うのと、一気に寿命が来るとも思えないので、2年で収穫ができるのなら寿命が来たイチジクから植え替えれば良いかなと考えています。
まずはビニールハウスで使われている直管パイプで柱や梁を組んで、防風・防鳥ネットを張り巡らせたパターン。本当は足場などに使われる単管パイプで組みたいところですが、高いし重いし運ぶのが大変だし、とあるイチジク生産者さんがこの方法で組んでいるのを見かけたので真っ先に考えてみました。

もう少し安くできないかと検討したのがイボ竹を使った方法です。これなら3万円ちょっと安く仕上がる計算です。ちょっと安っぽく見えるのと、イボ竹の耐久性がちょっと心配だったりします。

また、棚もシミュレーションしてみました。こちらは直管パイプだけで考えています。棚を作るだけでもそこそこ予算が必要なのがよく分かります。

2025年8月下旬:地主さんから回答アリ!そして…
希望する賃料を伝えた候補地の5aの農地は、残念ながら地主さんからNGが出たと市役所から連絡がありました。
「農地をすぐに返還して欲しくなった場合、野菜ならすぐに返せるけど、果樹になると難しいから」というのがその理由だそうです。
もともと果樹園だった場合は当然借りられる可能性は高いのですが、残念ながら候補地のエリアは田んぼか畑しかありません。そして、ほとんどの場合において樹木を植えられるのを嫌がられます。イチジクはそんなに根を張らないので、抜根は比較的楽だと言われてはいますが、地主さんにとっては貸主に逃げられるリスクがつきまといますからね。こればかりは仕方がありません。
さらに市役所からは、代わりに所有者不明の曰くつきの土地を紹介してくれました。土地改良費が前納だったり、あとあと所有者が現れるリスクがあるとのことでした。面積は4.3aと希望する面積より少し狭いということもあり、無理に借りなくても良いかなぁと思い、後日お断りする電話を入れるのでした。


