やっぱり蟹江町でイチジクやりたい~情報収集を始めてから現在の状況⑤~
9月に入って農地を探してもらっていたJAの担当さんからメールが入っていました。…やはり「イチジクを植えるのを敬遠する地主さんが多いから厳しい」という回答でした。
なので「いっそのこと農地を購入してみては?」と提案を受けました。「今なら愛西市の旧八開村エリアに売りたい人がいる」とのことでしたが、片道30分の距離なのでちょっと遠く感じます。行けなくはない距離ではあります。メリットとしても完全に自分の農地になるので、農地法の範囲内で好き勝手できるといったところでしょうか。1反30万円だそうで買えないこともありませんが、会社に通勤するのとはまた違うので結果としてお断りをしました。
やっぱり蟹江でやるべきでは…
蟹江町はもともとイチジクの産地であったことは以前にもお伝えしていますが、だからこそ昔からいる蟹江町の人たちはイチジクの思い出が強いはずです。
そんな蟹江町でイチジクをやる意義というのはたいへん大きなものだと思います。
それに、これまで蟹江町以外の近隣市町村(イチジクの産地の弥富を除く)で農地を探してきましたが、どうにもイチジクのイメージが沸かないのです。
もう一度蟹江町内で農地を探してみる
相変わらず農地が見つからないので、改めて蟹江町役場に電話してみますが「今は無い」とのことでした。ただ、「不動産屋が情報持ってるかもしれないので問い合わせてみてはどうか?」との事でしたので、今の自宅の土地を購入した際にお世話になった不動産屋さんに電話をします。
息子さんの代に変わっていましたが対応が微妙な感じ…先代の方はものすごく丁寧に対応していただいたのですが、2代目というのは当たり外れが激しいですね。
「(農地が)不動産サイトのアットホームに載ってる」という事でしたので、見てみましたが資材置き場でした…
あとJAにも改めて電話。エリアを愛西市に絞っていましたので、蟹江・弥富・飛島まで広げるのと地目も田んぼでも探して欲しいと相談しますが、なかなか厳しそうでした。
別のアプローチで農地探し
妻が言っていたのですが「耕作放棄地っぽい土地を見つけたら所有者を探して交渉するのはどう?」ってなるほど。
ただ町内だと放棄地は数が少ないし、曰く付きの土地だったらどうしよう…という懸念が。
ひとまず放棄地っぽい土地をリストアップして役場に問い合わせてみることにしました。
めっちゃ地味な蟹江町内の農地探し
あくまでぼくのやり方ですが、以下の方法で農地を探してみました。
1️⃣Googleマップの航空写真で耕作放棄地っぽい農地を探し出す
2️⃣ストビューで確認(ただし撮影年月に注意)
3️⃣eMAFF農地ナビで所在・地番を確認
4️⃣Googleマイマップにプロット
まとめたら実際に現地を見て、役場の担当さんに話をすることにしました。
そもそも行政側がちゃんと農地の調査できていれば、こんなことをしなくても済むのですが、結局人材不足が否めずどこも人数限られてるからきっと無理なんだと思います。
近隣市町村でちゃんと調査ができていたのは津島市だけでした。ただ、その津島市でも更新が追いつかず、eMAFF農地ナビには「貸したい」となっていても、すでに耕作中だったり転用されていました。
これでは新規就農者なんて増えるはずがありません。親元就農ではなかったり、農家関係の知人縁者といった伝手が全く無い新規就農者は農地を探すのがめちゃくちゃめんどくさいのです。さらに見つかったところで、水源がないとか、地主が曰く付きとか色々ありそうです。
耕作放棄地かもしれないリスト完成
役場の担当の人に「耕作してないと思われる農地のリストがあるので、地主に連絡して貸す意思があるか確認してほしい」と電話をしました。ですが、1人だけで業務を回してるらしく対応が難しいのかかなり渋られました。基本ワンオペなのです。
一応上司に相談するって事になりましたが果たして…


